年中行事は、季節の移り変わりに区切りをつけ、心を新たにするための機会です。 日にちや作法は神社・地域によって異なることがあります。気になる行事があれば、 近くの神社の案内を確かめて、その季節に足を運んでみてください。

春 ― はじまりの季節

1月
初詣
はつもうで

年が明けて初めての参拝。昨年への感謝と、新しい年の無事や願いを神様に伝えます。氏神やゆかりの神社へ、松の内(一般に1月7日頃まで)に訪れる方が多い行事です。

2月
節分
せつぶん

立春の前日、季節の変わり目に邪気を払う行事。神社では豆まきや節分祭が行われます。「鬼は外、福は内」の声とともに、心の中の滞りも一緒に払うような気持ちで。

3月
ひな祭り(上巳の節句)
じょうしのせっく

女の子の健やかな成長を願う節句。もとは紙の人形に穢れを移して水に流す「流し雛」が起源とされ、今も雛流しの神事を行う神社があります。

3〜4月
祈年祭
きねんさい・としごいのまつり

その年の五穀豊穣を祈る、古くからの大切な祭り。一年の実りと暮らしの安寧を、季節のはじめに神様へ願います。

夏 ― 清めの季節

5月
端午の節句
たんごのせっく

男の子の成長と健康を願う節句。菖蒲(しょうぶ)を用いて邪気を払う風習があり、神社でも子どもの健やかな成長を祈願します。

6月
夏越の大祓
なごしのおおはらえ

半年分の穢れを払う神事。境内に設けられた「茅の輪(ちのわ)」をくぐって心身を清めます。一年の折り返しに、これまでの半年をそっと振り返る時間にも。

7〜8月
夏祭り・例祭
なつまつり・れいさい

神様に感謝を捧げ、地域の無病息災を願う祭り。神輿や神楽が奉納され、神様と人、人と人とのつながりを確かめる賑わいの時です。

秋 ― 実りと感謝の季節

通年
お宮参り
おみやまいり

赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を願う参拝。生後一か月頃に氏神へお参りするのが一般的ですが、時期は体調や季節に合わせて。人生の節目の行事です。

11月
七五三
しちごさん

三歳・五歳・七歳の節目に、子どもの成長を感謝し、これからの健康を願う行事。11月15日を中心に、晴れ着で神社へお参りします。

11月
新嘗祭
にいなめさい

その年に収穫された新穀を神様に捧げ、実りに感謝する祭り。古くから続く、収穫祭の中でも特に大切にされてきた神事です。

冬 ― 締めくくりの季節

12月
年越の大祓
としこしのおおはらえ

一年の終わりに、半年分の穢れを払い清める神事。人形(ひとがた)に穢れを移して納めることもあります。新しい年を清らかな心で迎えるための締めくくりです。

12〜1月
除夜詣・二年参り
じょやもうで・にねんまいり

大晦日の夜から元旦にかけての参拝。年をまたいでお参りすることから「二年参り」とも呼ばれます。行く年に感謝し、来る年の無事を静かに願います。

季節の参拝を、書き留める。

行事のたびに感じたこと、受け取ったもの。しるしがそっと読み解きます。